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中世が今も息づく大学の町、パヴィア

皆さま、

絶好の行楽日和なのに`Stay Home`、いかがお過ごしでしょうか?

今日はロンバルディア州のパヴィア(Pavia)という町をご紹介いたします。

パヴィアはイタリアで初めてコロナのクラスターが発生したコドーニョ(Codogno)の直ぐそばの町で、やはり多くの感染者が出たそうです。

私たちはパヴィアに住むフランチェスコ(亭主)の高校時代の親友マルコのお招きで、昨年のクリスマスに訪れました。

パヴィア大学講堂

ティチ―ノ川が流れるパヴィアの町

パヴィアはフランチェスコの実家のあるミラノから電車で南へ20分、人口7万人ほどの美しい町です。中世にはイタリア北部を支配したランゴバルド王国の首都として栄えました。ボローニャもそうですが、10世紀から11世紀には町の権勢を象徴する塔が100本以上立っていたそうです。町には6世紀に建築が始まったというサン・ピエトロ・イン・チェル・ドーロ教会やサン・ミケーレ・マッジョーレ教会などロンバルディア・ロマネスク様式の代表例とされる美しい教会が今も人々の信仰を集めています。また14世紀のこの地方を支配したヴィスコンティ家のお城も当時の威容を伝えています。

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パヴィアの象徴ともいえる橋は、1354年に開通したが、1944年の連合軍空襲により

破壊されたため、1949年に車も通れるよう幅を広くして建て直されて今の姿になっている。

写真左側に見えるのは、破壊された元の橋の名残

現存するパヴィアの塔

パヴィアにも中世時代の塔が残っている

サン・ミケーレ・マッジョーレ教会

サン・ミケーレ・マッジョーレ教会の表はレンガではなく砂岩で作られたため、

あいにく浸食が進んでいる

サン・ミケーレ教会地下聖堂

サン・ミケーレ教会の最も古いエリアとされている地下聖堂(11世紀)

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サン・ミケーレ教会の天井に描かれているヴィスコンティ家の紋章

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パヴィア城正門

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パヴィア城のコート内。左奥には、1525年のパヴィアの戦いで
破壊された壁の遺跡が見える

また、ヨーロッパ最古の大学の一つ、1361年に創設されたパヴィア大学は今も総合大学としてイタリアトップの大学の一つです。医学やエンジニアリングなどの理系の学部が得に有名だそうです。中庭には大学出身の賢人たちの像が立ち、マルコが一人ずつ説明してくれましたが、非学な私が知っているのは電圧の単位、ボルト(volt)の由来となった(知っていたのはここまで)ヴォルタ電池の発明者アレッサンドロ・ヴォルタ(Alessandro Volta)だけでした。発明したのは1800年だそうですので、江戸時代ですね。また、この大学の石畳は中世に作られたもので、河川敷の丸くなった小石を拾ってきて敷き詰めて作ったそうです。

パヴィア大学入り口

パヴィア大学の入り口

大学構内

パヴィア大学の階段

ヴォルタ像

アレッサンドロ・ヴォルタ像

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これもパヴィア大学の講堂の一つ!

中世の石畳

古い石畳が残っているパヴィアの街並み

そして、外せないのが町の目抜き通りにある創造1878年の菓子店ヴィゴー二(Vigoni)。店内のショーケースは様々なケーキが並び、喫茶室の装飾はアール・ヌーヴォー

ヴィゴー二入り口

「本家パラダイスタルト」を謳う店の看板に注目

ショーケースに並ぶお菓子の数々

ショーケースに並ぶお菓子の数々

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店内のアール・ヌーヴォーの装飾も素敵

ミラノ近郊にも、このような歴史的な遺産が残る街が多数あり、それぞれに特産品やお料理もあり、人々は自分の町が一番!と自慢して、伝統を守っています。コロナ危機が一日も早く収まり、またイタリアに戻れる日を楽しみにしています。

今は開催を見合わせていますが、拙宅で小さなイタリア料理教室を続けています。

https://www.casa-brusa.com/