サイトへ戻る

フランチェスコの今日の一品

山と海のリガトーニ

山の幸と海の幸という組み合わせは、高級料理を提供しているイタリアのシェフに言わせれば「1980年代っぽく少し古い」とのこと。しかし、とてもおいしく、家庭料理ではよく登場しています。

 

今回は、エビとキノコを使ったパスタをご紹介しようと思います。
食材は、すべてお近くのスーパーで手に入るものばかりですが、味はばっちり本格的なイタリア料理。そして、エビの旨味を最大限に引き出しパスタにしみこませるコツもご紹介します。

 

使ったキノコは、エリンギとしめじと平茸ですが、平茸の代わりに舞茸を使っても大丈夫です。
色んなキノコの組み合わせを試し、新しい味を発見するのも楽しいですね。

 

エビですが、簡単に手に入るバナメイエビを使いました。殻も出汁に使いますので、必ず殻付きにしてください。頭も付いていれば、最高の出汁になります。

 

パスタは、大き目のショートパスタをお勧めします。リガトーニやパッケリはぴったりですが、なかったらペンネでも大丈夫。

broken image

◎食材 2人前
・リガトーニ 140gr
・茸ミックス 約300gr(パスタの分量の2倍ぐらい)
・殻付きエビ 10尾
・プチトマト 5~7個
・パセリ 適量
・生タイム 適量 (必須ではない。生ローズマリーでもよい)
・ニンニク 1片(小さめ)
・エキストラバージン・オリーブ・オイル(以下、EVO)
・赤唐辛子(あるいは鷹の爪) 適量
・黒胡椒
・塩

broken image

①パスタ用のお湯に火をつける。
エビの殻を外す。背ワタもきれいに取り除く。
パセリは、葉っぱと茎をそれぞれ使うので、別々に用意する。茎は5本ぐらいあるとよい。
容器の中で、塩、黒胡椒、細かく切ったパセリの葉(少量)をエビに絡ませて下味をつけ、冷蔵庫の中で15分ほど寝かす。

broken image

②エビの殻とパセリの茎をパスタ用に沸騰させた、金属製の小さなざるなどを使って鍋の中に入れる。パスタ用の塩も加える(目安はパスタ100グラムに対して湯1リットル、塩10グラム)。鍋に蓋をして、約15分弱火でそのまま火を入れ、湯に味をしみこませる。

broken image

③茸を切る。エリンギは、笠は厚めにスライス、軸はサイコロに。しめじは適当にぶつ切りに。平茸(or 舞茸)は、原則として手で縦に沿って半分ぐらいにちぎる。

broken image
broken image

④フライパンにEVOを引いて、細かく切ったニンニクと唐辛子とタイムを入れて、油が温たまったら(熱くなりすぎてニンニクやタイムが焦げないよう注意)、火を消しフライパンを斜めに置く。ニンニクとタイムの香りが油に移るように、約10分そのまま置いておく。

broken image

⑤再びフライパンに火をつけて、切った茸を投入。
茸に油が回ったら、塩少々をまぶしてふたをする。

broken image

これは、塩のためにキノコから出てきた水分。ウマミたっぷり!

broken image
broken image

⑥2~3分したら、四つに切ったプチトマトをフライパンに投入。
よく混ぜてプチトマトにも塩少々をまぶしたら、ふたをして火を弱めて、そのまま約10分炒め続ける。

broken image
broken image

⑦フライパンにエビも投入。数秒したら、パスタも入れる。ゆで汁をお玉1~2杯ぐらい加えてフライパンを揺すりながら混ぜ続ける。最後に細かく切ったパセリも加える。


※ここはポイント!パスタは茹で上がる時間約1~2分程度前にお湯から取り出す必要があるので、具材の仕上げのタイミングを合わせるため、逆算して調理を始めてね。

broken image

乳化ができている!

broken image

⑧お皿に盛りつける際、EVO、細かく切ったパセリも散らしたら出来上がり。

Buon appetito!